遊戯王の小説っぽいの(デッキ作ってみた理由編)
「さてまずは、藤本さんのデッキのカテゴリーはなんですか?」
「カテゴリーはね
【TG(テックジーナス)】!
レベル12の<ハルバード・キャノン>を使ってみたくて【TG】にしたのよ。」
「それが事実だとしたらなおさらデッキ60枚はダメです!」
「どうして?色々カードあったほうがいいんじゃないの?」
「それは単純に【確率】の問題なんです。
例えばですが3枚同じカードをデッキに入れますね。
40枚のデッキと60枚のデッキ、
どちらが入れた3枚のカードを引きやすいですか?」
「それは40枚の方ね。
40分の3と60分の3と考えれば40枚の方が引きやすいわね。」
「そういうことです。
遊戯王において大事なのは【強いカードを入れる】ことは大事ですが、
【自分が欲しいと思っているカードを引けやすいようにする】
ということが1番大事なのです。」
「欲しいと思っているって例えば?」
「例えばですが、相手にはモンスターが大量にいるかつ魔法・罠が無いとします。
この時欲しいとすればなんでしょうか?」
「う~ん・・・モンスターの除去できるカード。
壁になるモンスター、相手モンスターより強いモンスターかしら?」
「ふむふむ、ですがここで引くのが【魔法・罠除去カード】!」
「あちゃ~・・・なるほどね、枚数考えないとそういうことは起こるのね。」
「そうなんですよ!
相手魔法・罠が無くこちらがピンチの時に<ハーピィの羽根箒>引いても困るんですよ!
1ターン前に来なさいよ!」
「え?」
「いえいえ何でもありませんよ。
とにかく余程のことが無い限りは【デッキの枚数は基本40枚にしたほうが良いですよ】。
ということを忘れないようにしてください。」
「分かった、じゃあ40枚になるよう調整するわね。」
「どうぞどうぞ。」
「(チャンス!)」
「(自分の使うデッキを相手にバラすとは油断しましたね藤本さん!
この勝負・・・もらった!
早速デッキを【TG】相手に調整させてもらう!
ふはははははははははははは!)」
なお、この後勇ヶ崎は藤本相手に3連敗して発狂するのは別の話。