小説を書いてみた(後編)
「(さて・・・デュエルにおいて重要なこと、それは初期の手札。
これによって勝負は決まると言っても過言ではありません。
どうでしょうか・・・・・?)」
美緒の初期手札
「(完璧な手札だ。)」
「(まさしく理想的な初期手札です!
しかも<墓穴の指名者>が来てくれたのはありがたいですね。
妨害は1度は無効に出来ます。ここは無理やり先行を頂かなければ。)
先行は私がいただく!」
「あー・・・ごめん、
私の勝ちになっちゃった・・・。」
「ふっ・・・勝利宣言にはまだ早すぎるのでは?」
「そのね・・・私の手札見て・・・。」
優希の初期手札
「手札に<エクゾディア>が揃ったから
私の勝利なのよ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
まぁ奇跡って割と起こりやすいものですし・・・うん。
ではあなたの勝利ということで次やりましょう次!」
10戦後、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・お」
「おかしいでしょおおおおおおおおおおおおおお!!!
なんで連続で<エクゾディア>初手で全部揃えられるんですかあああああ!!!」
「その・・・ホントごめん・・・・。
私カードゲームに関しては凄い運が良いの。
7ならべしたら6と8が全部私の手札にあって、ババ抜きは初手で来たのでペアが出来て1位抜けしちゃうのよ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・。
ふ・・・・・ふふふ・・・・・・・・。」
「今回の勝負は特別に引き分けということにしてあげましょう別に10連続で負けて悔しい訳ではありませんよただ次戦うときは<エクゾディア>は無しにしませんか別に私が永遠に勝てないのではなく初手<エクゾディア>ではデュエルの真の面白さが理解することは出来ませんという立派な理由がありますからね次は<エクゾディア>はやめてくださいねこれはフリではありませんよではまた明日!」(早口)
彼女は席を立ち会計へと向かった。
「えいやこれどう考えも引き分けじゃないよn・・・・行っちゃった・・・・。
しかもまた明日って言ったわよね・・・。
また来るのか・・・。」
うると突如、美緒は優希の元へ小走りに近づく。
「・・・・・・・・・・・
50円足りないです
・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
別に返さなくても良いよ・・・・。」
優希は美緒に50円をあげた。