遊戯王の小説っぽいの(フレーバーテキスト勝負)
喫茶店内、
「ふふふ、よく来てくれましたね藤本優希さん!」
「その・・・まさか同じところで待っていたなんてね。
ホントにまた会うことになるとは・・・。」
「おっと、今日はデュエルをするためではなく・・・
フレーバーテキストクイズをやりましょう!」
「【フレーバーテキスト】・・・?」
「【フレーバーテキスト】とは、まず効果モンスターには効果が書かれています。
しかし通常モンスターには効果はありません。
その代わりにモンスターの説明的なのが書かれています。
これを【フレーバーテキスト】と言うのです!」
「あー・・・<封印されし>にも確か書かれていたわね。
そういえばデュエルじゃないんだ?」
「いえいえ、こういう勝負も面白いというのを教えて差し上げようと思ったのですよ。
(まぁぶっちゃけデュエルじゃ<エクゾディア>初手で揃えられて勝てないですからね。
ならばこういうクイズなら私に勝機はあるというもの!)」
「それで・・・クイズだっけ?
具体的にどうやるの?」
「それはですね、モンスターの名前は伏せてフレーバーテキストを見せます。
そして伏せられているモンスターの名前をフレーバーテキストを見て当てるのです!
片方は出題者、もう片方が回答者!
では私の先行!このモンスターの名前はなんでしょうか!?」
例題
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
「ふっふっふ、あなたにわかr」
「<青眼の白龍>。」
「ゑ?」
「友達から自慢されて見たことがあるのよ。
デザインがかっこよかったから覚えているのよ。」
「・・・・・・・・・正解デ~ス・・・。」
「次は私でいいのかな?」
「その通りです!どうせなら5問出しなさい!
まとめて回答してやりますとも!」
「いやなんで怒ってるのよ。ていうか大きな声は他の客の迷惑だから。
え~っと・・・。」
「念のために聞くけど、
フレーバーテキストが書かれている通常モンスターを当てるゲーム
でいいの?」
「そうですとも!さぁ5問まとめてこいやぁ!」
優希はスマホを開きカードを調べる。
数分後、
「えっと・・・じゃあいくわよ。
私の出す問題はこれよ。」
問1
神の使いと言い伝えられている伝説の竜。
その怒りに触れた時、世界は海に沈むと言われている。
問2
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。
問3
高い適合能力を持った電子獣。
縄張り意識が強い。
問4
天使の様な美しい花。
絶えず侵入者を惑わす霧を生み出し、
聖なる獣たちが住まう森の最深部へ立ち入ることを許さない。
問5
最新鋭の技術を駆使し、飛行が可能になった戦闘用の銅鑼。
マッハ0.7で天空を翔るその存在に驚愕せざるを得ない。
「勇ヶ崎さん、どうかな?」
「しょ、しょんなの余裕です余裕!
(え?・・・問1と問2はたぶんあれでしょうが・・・。
問3のこれ・・・サイキック族?雷族?機械族の可能性が高いかな・・・?
問4は植物族で問5は機械族でしょうけどえ?そんなモンスターいたっけ・・・?)」
続く
作者より
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